軽量化や断熱性を持たせた樹脂の発泡押出成形で最適な成形品を製造します。
発泡押出成形は、成形品の軽量化や断熱効果、釘やビスを使用したい時に最適な押出成形です。
そのため、建築部材や木材の代替としてよく使用されています。
肉厚のモノを成形する場合に発砲させて軽量化したり、木材の代替として釘打ち等を行うために発泡させる成形方法であります。
使用環境や用途を理解した設計を行うことがとても重要になります。
発泡押出成形の特徴
樹脂の発泡化で断熱性がある木材の代替品として使用可能に
発泡押出成形とは、化学発泡剤を樹脂に混ぜて成形する生産方式です。
発泡倍率が1.5倍~2倍程度の発泡成形が多く、明邦化工ではこれまでに数多くの発泡押出成形をおこなってきました。
一般的に、樹脂を発泡させるとコストは高くなりますが、製品の軽量化や、断熱効果、釘やビスが可能になるため、木材の代わりとして多く使用されています。
代表的なものにはポリスチレンがあげられ、釘やビス打ちを行いたいという要望が多くあります。そのため、釘やビス打ちのイメージをもっていただくため、サンプル品を使用して確認していただいています。
樹脂2色成形との併用で大幅なコストダウンを実現
発泡押出成形品は釘やビスが可能であるという特徴から、木材の代替として多く使用されます。
中身と表皮で異なる素材を使用する2色成形を併用することで、木材よりもコストメリットがあり、かつ耐候性のある建材を製造することも可能です。
また、木材なら腐食するような場所でも、樹脂なら腐食しません。ただし、素材の選定には注意が必要です。
肉厚と強度、軽さの兼ね合いなど、明邦化工ではそういった樹脂の特徴を加味した素材の提案を行っています。
発泡押出成形品の成形事例
明邦化工では、腐食することが無い硝子ブロックの当て木や、結露を防ぐため断熱効果が重視される部材など、さまざまな用途で使用される発泡押出成形品の製造を行ってきました。
約40年にわたって培った実績とノウハウを活かし、成形品の用途や使用環境などあらゆる面を考慮したうえで設計を行います。