用途に合わせた嵌合の実現で最適な押出成形品を提供します。
押出成形品を検討する上で、嵌合について悩まれることが多いと感じます。
通常、成形品は単体で使用することは少なく、2つの成形品を組み合わせる際やアルミ部材など他素材と合わせて使用されることが多いため、嵌合性はとても重要になります。
他の部材と組み合わせた際、問題無い嵌合性を持たせるためには、「どの部分がしなって嵌合するのか」や、「この肉厚にした際の嵌合性は大丈夫か」など、成形品の使用動作をイメージして形状設計を行う必要があります。
私たち明邦化工では、これまでに蓄えた数多くの経験を活かし、成形品の使用状況をしっかり把握したうえで、最適なアドバイスをさせていただきます。
嵌合について、設計・成形時のポイント
使用状況を想定した設計で自由な嵌合性を実現します
押出成形品を設計する際、嵌合については「硬さ・しなり・支点・はめ殺すかどうか・樹脂の選定」などの要素を、考慮して設計・製造することが必要です。
嵌合性をコントロールするために、製品の使用状況を踏まえた上で、これらの要素をバランス良く設定します。
製品に適切な嵌合性を持たせるための工夫
押出成形においてよく問題になるのが、「嵌合が緩い」「取り外したいのに硬すぎて外れない」といったことです。
これを解消するには、お客様が希望されている仕様状況をしっかりと理解し、構造や樹脂の選択を考えることが必要です。
例えば、ベースとフタの組み合わせの成形品の場合、はめ殺しで良いのか、それともメンテナンスのために外す必要があるのかといった使用状況を詳しくヒアリングします。
その後、ヒアリング内容を踏まえ嵌合部の形状や成形方法のご提案を行い、ご要望通りの嵌合性をもたせた成形品を製造いたします。